不断水とは水道管工事の施工方法の事であり、それを不断水工法と呼びます。

不断水工法はその名の通り、通水状態を維持したまま水道管などの工事を行う技術です。大きく分けて、割T字管と仕切弁、穿孔機を使用して機械的に穴を開ける分岐工法と、液体窒素で作業箇所の両端を凍結させ、凍結部分をバルブの代わりとして機能させる凍結工法の2種類です。不断水工法が確立されるまでの水道工事は、作業を行うにはバルブを動かして水道を止めて断水する必要性があり、工事時間も長いので工事を行う周辺地域に事前告知を行い、断水対策として給水車を用意し、近隣住民は断水時間に合わせて水を汲み置きする必要もありました。

それでは飲料水はもちろん、炊事、洗濯、お風呂、トイレなど水の恩恵を強く受けている日常生活に不便を強いて多大な悪影響を与えてしまいます。また、家庭への影響だけではなく、工場では断水状態になると生産がストップするケースや病院では治療に影響を及ぼすなどその影響も計り知れません。さらに、その工事や点検を終えた後も動かしたバルブから乖離した赤錆などで最初は汚れた水が出て、すぐには綺麗な水を使用できないのです。

そういった数多くのデメリットを解消する為に1960年前後に生まれたのが断水する事が無く、点検や工事後の水の汚れも無いこの工法です。事前告知、給水車の手配、工事後の清掃などを行う必要もなくなり、工事時間も大幅に短縮され、人件費も削減できるので低コストで工事を行える為、料金も安くなるというメリットもあります。そして、現在では上水道の配管工事を行う技術として生まれた不断水工法は上下水道に広く採用されています。

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